立川女子高等学校
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対面式と1学期始業式を行いました

2025.04.08

4月8日、令和7年度 対面式・1学期始業式をおこないました。

まず、対面式からスタート。

2・3年生が1年生をお迎えし、お互いに「よろしくお願いします」とご挨拶をしました。

その後、始業式です。

まず、新しく学校長になった髙木志穂校長より、お話がありました。

  

 

みんな校長先生のお話を聞き入っていましたね。

とても素敵なお話だったので、少し長いのですがご紹介いたします。

 


全校生徒の皆さん、おはようございます。

4月から立川女子高校の校長に着任しました、髙木志穂です。よろしくお願いします。

いつもだったら校庭の青空の元、対面式・始業式を行うのですが、今日は体育館です。

私からのお話をしっかりと聞いて、みなさんにも受け止めてもらいたいと思い、これからお話しようと思います。 

 

私が今日ここに立つことを決めたときの気持ちについてお話します。

毎日一生懸命頑張る一人の人として、働きながら毎日必死に生きるお母さんとして、何かにチャレンジするその背中を皆に見せたい、そう思って、今ここに立川女子高校の校長として立っています。

30代、朝7時ママチャリを全力で漕ぎ保育園に子供を送り、夜7時駆け足でお迎えに行く、そんな自分が校長先生なんてできるのかな。

他の学校の先生や校長先生たちに笑われるかもしれない、子供の体調不良や小学校の行事で仕事を休まないといけないこともあるのにいいのかな、そもそもこんな若い校長先生にみんなついてきてくれるの?など、他にもたくさんの不安や心配がありました。

でも、やれるかやれないかはやってみなきゃわからないし、できない理由を探すのではなく、やらない理由を考えるのではなく、自信を持って前向きに、難しいことにチャレンジする一人の人として、強い覚悟をもってここに立っています。 

 

皆には自分に自信を持って欲しい、どうせ私なんてと思わないで欲しい。自分は気づいていないかもしれないけれど一人一人必ずいいところがあるからそれに気づいてほしい。

自分を信じることができたら自信をもてるようになるかもしれません。

私はどんな時も、自分を信じ、自分を愛すように心がけています。 

 

また、みんなが立川女子高校の生徒であることを誇れるような学校にしていきたいと強く思っています。

昔の生徒達が立川女子って言うのが恥ずかしいと話しているのが聞こえてしまったことがあります。とても悲しい瞬間で今でも鮮明に覚えています。そのときからずっと、生徒のみんなも、先生も、保護者の方も、地域の方も、立川女子を誇りに思える学校にしたいなと思っていました。

だから、みんなが自分の学校に胸を張って誇れるよう学校を変えていきたいと思っています。 

 

そして、私にはいくつかの目標がありますが、今日はそのうちの2つをお伝えしますね。 

一つ目は、皆が見る景色を変えていくことです。

日常の学校生活にしても、進路活動にしても、探究活動にしても、皆に見せる景色の幅を狭めてしまうのではなく広く、広く、目の前だけの世界から180度、ぐるっとまわって360度の世界を見せていけたらと思っています。

そして、きっとこうだとか、こうであるべきだというような自分自身では気付いていない、無意識の思い込みを実はみんな持っています。その無意識の思い込みは捨てて、広い視野をもって物事について考えるくせをつけてもらいたい、と考えています。

そのためには、皆が見る景色を広い世界にしていかないといけない、皆が見ている世界以外にもたくさんの可能性があるということを知ってもらわないといけません。

そして皆が卒業して、就職して、大人になったとき、自分が見る景色を自分自身が変えることができる、ということも理解してください。

みんなの持っている可能性は学校だって、社会だって、世界だって変えられるよということです。 

 

もうひとつは生徒のみんなが全力で挑戦できる学校であることです。

立川女子高校はあと数日で創立100周年を迎えます。

100年続く歴史と伝統ある学校に皆さんは通っています。

これから101年102年200年300年と続くための最初の一歩をみんなと踏み出せることがとっても嬉しいです。

生徒会や委員会、クラブリーダーやTGSAなどたくさんの活躍の場があります。

一人ひとり得意不得意があるように、活躍の場も人それぞれです。自分にあった活躍の場、挑戦の場を見つけられる学校でありたいと思っています。

2・3年生はもしかしたらこれまでの学校生活で不満や納得がいかなかったことがあるかもしれません。

「どうせ言ったって、どうせ変わらない。」、その考えは終わりにしたい。

立川女子高校の主役は生徒のみなさんです。生徒が主体となって学校を変えていける、私はそう思っています。

受け身の姿勢で学校生活を送るのではなく、何かやってみたいことや変えていきたいことがあるなら、どうしたらいいのか考え、行動してみてください。

不満や文句を言うだけではなく、どうやったら目の前の現実を変えていけるのか、どうやったら人の気持ちを動かすことができるのか、是非実際に行動にうつしてみてください。みなさんの行動を私は正面から受け止めます。 

 

創立100周年の記念すべき年、立川女子高校が新しいスタートを切るこの瞬間から、皆さん一人ひとりが輝けるように、共に歩んでいきましょう。

そして、最後に皆さんにひとつの種をプレゼントします。

実は今お話をしながら、皆の胸に一粒ずつ植えていました。

「やる気・元気・勇気」の種です。

その種をどんな風に育てるか、どんな風に根付かせるかは皆の努力にかかっています。

是非自分の可能性を枯らすことなく、毎日しっかりと育ててください。

私もその成長を毎日しっかりと見届けます。 

 


 

校長先生のお話のあと、新しく赴任された先生方の紹介がありました。

 

さぁ、新年度が始まります。

校長先生から貰った種をしっかり育て、それぞれきれいなお花を咲かせましょうね。